秋田県出身の私は初めて見た新潟の街並みに圧倒されました。そして、自分の生まれ育ったところがいかに田舎だったかを知り、愕然としました。大学入試の日のことです。あれから早いもので、もう4年が経ち私の新潟での暮らしも終わりを迎えます。
この4年間を一言で表すならば、「駆け抜けた」それに尽きます。1年生の頃は人生で初めて始めたバイトに追われながら、親が朝起こしてくれる事の幸せさに気づき、2年生ではサークルに入り大学生活ならではの楽しみを知る一方、日々レポート提出期限に追われていました。3年生では過酷な学生実験も共に闘う仲間のおかげで楽しく乗り越え、自分の将来について考え、4年生になってからは研究漬けの毎日。と言いたいところでしたが、4年間でできた愉快な仲間たちのおかげで公私ともに最も充実した1年でした。
なんとなく化学科に入学してきた私ですが、卒業を迎える今、化学科に入ってよかったと心から思っています。化学を通じて、物事と偽り無く真剣に向き合う事を学びました。それを学べたからこそ、この４年間私は自分と向き合うことができ、人間として成長できたと思います。これも化学科のみなさまをはじめ、たくさんの方々と様々なことを経験できたおかげです。本当にお世話になりました。ありがとうございました。