キャンパスライフ

 大学では高校までと異なり、与えられる学習から主体的に学び実践する研究へ、その活動内容が変化します。勿論いきなり主体的に研究することは出来ませんので、それに必要な知識や技術を入学後2~3年の間に身につけます。

 私は、合成有機化学の研究を行っていました。合成有機とは、簡単に言うと薬や化成品などの合成方法を確立する研究です。研究する上では、実験をこなすことは言うまでもありませんが、他者の論文や様々な知識をうることも必要です。なぜなら、いまだかつて誰にも見出されていない反応や物質を自ら見つけ出すことが目的であり、答えのないものに向かって答えを見出すわけですから、主体的に取り組み戦略と戦術を立てる必要が生じます。つまりより効率的に求める結果を出すために、どのよう段階を踏んでどのような方法で研究を進めるか考えなければならないのです。

 大学で研究を進めるには勿論のこと、有意義な学生生活を送るためには、何より自分で考え行動する力、つまり自主性が最も必要です。これが、大学生か送って私が強く実感した事です。皆さんは、自分で目標を定めそれに向かって研鑚し、実りのある大学生活を送ってください。

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