キャンパスライフ

「2年半を過ごして」

私が化学科に入学して約2年半が経ちました。高校では問題集を使った勉強ばかりで、実際に自分の手で実験をする機会がほとんどありませんでした。しかし大学では、1年間を通して化学実験というカリキュラムがあり、生化学・無機化学といった様々な分野の実験をすることができました。実験を行ってきた中で事前の予習が不十分であったことや思い通りの結果が得られなかったことなど多くの苦い経験がありました。しかし、原因を突き詰めることで課題を抽出し、分析する力を身に着けることが出来ました。

また、入学したての頃は化学科内に友達もなかなかできずにいましたが、化学実験は数人の班で行う為、化学科のメンバーと協力し合う機会が多くなり、次第に打ち解けることが出来ました。そして、今ではみんなで長岡花火に行くほどの仲になりました。こうした友達がいなければ1年間の化学実験を楽しく履修することはできなかったと思います。

私は、夏休みに山中湖畔にある民宿でアルバイトをしています。そこには様々な大学の駅伝部が合宿に訪れます。同年代の彼らが、箱根駅伝という一つの目標に向けて朝から晩まで走りこんでいる姿を見て、何かに打ち込む人はかっこいいなと思いました。私は、生化学分野を研究したいと思っています。4年生になると研究室へ配属されます。そこで専門的な生化学の研究をしていく中で、大学院へ進学するのか、その研究を活かせる民間の企業へ就職するのか目標を立てて、駅伝部の人たちのように目標に向けて一心不乱に打ち込んでいきたいと思います。

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