平成25年度 自然科学研究科 集中講義
Chemistry Today I
公開講演会

共催
グリーンケミストリー連携教育研究センター
日時
2013年8月5日(月)16:30~17:30
場所
生命環境棟109-4,5
講師
 
青山学院大学 理工学部
教授 鈴木 正

演題
チオ及びアザ置換核酸塩基の光化学
概要
  核酸塩基はDNA/RNAの構成要素であり、遺伝情報のストレージや伝達など生命活動に欠かせない重要な役割を果たしている。核酸塩基はUVB領域に吸収帯をもつが、光に対して極めて安定な化合物である。しかし、緩和ダイナミクスに関して完全には理解されてはいない。講演では、チオ及びアザ置換核酸塩基の励起状態について近年明らかとなってきた緩和機構を中心に紹介し、通常核酸塩基との違いについて述べる。また、光線力学療法への応用についてもふれる。

世話人
生駒忠昭(理学部化学科) ikoma@chem.sc.niigata-u.ac.jp