<EH研からのお知らせ(平成18年度)>

 

○ 葛西くんと村岡くんが日化春季年会(3/25-28, 関西大学)で発表

 

○ 平成18年度卒修了メンバー送別会を開催(3/??)

「今年の送別メンバーは修士修了の谷川さん,土田くん,廣瀬さん,山口くんと大学院研究生の清田君。今後の活躍を祈念!」

 

○ EHが第1回グリーン・サステイナブルケミストリー アジア・オセアニア会議 (3/6-9, 東京)でポスター発表。

 

○ 手老省三先生(東北大学教授)の最終講義および退職祝賀会へ出席(3/8)

「共同研究などを通して長年に渡りご指導いただいた手老先生のご退職は感慨深いものがあります。最終講義“スピンと光と私”では手老先生の研究の歴史について拝聴する初めての機会となり,示唆に富む内容で大変感銘を受けました。手老先生の今後のご健勝を祈念いたします。」

 

○ 有機系卒論・中間発表会(葛西くん,村岡くん,柿沼くんさん,斎川さん)(3/6)

 

○ 修士論文発表会(谷川さん,土田くん,廣瀬さん,山口くん,皆上出来でした)(2/9)

 

○ 柳日馨先生(大阪府立大学理学部教授)の講演会へ参加(1/23)

「新潟薬科大学で開催された柳先生の講演会“マイクロフロー系反応装置による有機合成”に参加しました。講演ではマイクロフロー装置を用いる合成反応に加えて,フルオラス溶媒,イオン液体を用いる合成反応について,その意義と具体的な研究例を非常に分かりやすく説明していただき,我々の研究にとっても有益な情報が得られました。また,その後の懇親会および2次会と久し振りに柳先生とゆっくりお話しができました(前回の新潟大訪問から6年ぶり)。柳先生お疲れさまでした。また,お世話いただいた武内征司先生(応用生命科学部)に感謝いたします。」

 

○ EHが2nd International Symposium on Organic Electron Transfer Chemistry (1/7-10, 慶応大学)で招待講演とポスター発表。

「新年早々にEHが組織委員の一人をつとめる第2回有機電子移動化学国際会議がめでたく開催されました。EHはShort Invited Lecturerとしての講演とポスター発表を行いました。また友人であるDanial D. M. Wayner博士(カナダ国立ステイシー分子科学研究所所長,Fellow of Royal Society of Canada)とUng Chan Yoon教授(釜山大学,韓国)がともにKey Note Lecturerとして興味深い講演を行いました(特にWayner博士とは5年ぶりの再会)。この二人以外にも国内外の講演者により多種多彩な発表がなされ,化学(および科学)における有機電子移動の普遍的な重要性が再認識された大変意義深い会議でした。主催者である渕上寿雄先生(東京工業大学)および西山繁先生(慶応大学)に深く感謝いたします。」

 

○ 今年の苦労を忘れ来年に向けてまた頑張ろう,と忘年会を開催(12/25)

 

○ 第2回新潟大学グリーン・サステイナブルケミストリー講演会開催(12/13/06)

「第2回目は講師として御園生誠先生(製品評価技術基盤機構理事長)と村橋俊一氏先生(岡山理科大学客員教授」をお招きし,グリーン・サステイナブルケミストリーの歴史と意義および具体的解説をしていただきました。御園生先生には“これからの化学と化学技術;グリーンケミストリーの視点“と題し,地球と社会の持続可能性についての課題と対処法に対する化学の役割について解説していただきました。また村橋先生には”グリーン触媒反応の開拓“と題し,ご自身の研究である触媒反応開発を例にして環境調和型物質合成について具体的に解説していただきました。お二人の先生には,講演会および翌日のセミナー(新潟大学の取り組み紹介)を通して,大局的見地からのご意見とご助言,さらに学生諸君への激励もいただきました。御園生先生,村橋先生ありがとうございました。」

 

○ 谷川さんと廣瀬さんが有機合成化学協会関東支部新潟シンポジウム(12/2-3, 新潟大)で発表

「本シンポジウムでは,茶谷直人先生(大阪大学大学院工学研究科教授)より“不活性結合の切断を経る触媒反応”と題する特別講演をしていただきました。世話役作業等の都合で残念ながら聴けませんでしたが,講演は大変盛り上がったとのこと。茶谷先生とは久しぶりの再会でしたが,公私ともに良い機会となりました。茶谷先生お疲れさまでした。」

 

○ 第1回新潟大学グリーン・サステイナブルケミストリー講演会開催(11/22/06)

「化学分野において指導的立場にあり,かつグリーン・サステイナブルケミストリーに造詣の深い三人の講師を招き,グリーン・サステイナブルケミストリーの現状と将来の展望について教示していただくことを目的に本講演会を企画・実施しました(世話役は本学の澤田清先生,佐藤敬一先生とEH)。第1回目は赤岩英夫先生(国立大学協会専務理事)より“物質循環と環境問題−分析化学からの提言“と題し,分析化学の立場から主として重金属問題に焦点を当てて環境問題の過去・現在と将来の課題について解説していただきました。赤岩先生ありがとうございました。」

 

○ EH初めて中国へ! 8th International Symposium on Biotechnology, Metal Complexes and Catalysis, 11/6-8, 海口,中国)へ参加

「中国の海南省の省会(日本の県庁所在地)の海口(海南島北端)で第8回バイオテクノロジー・金属錯体・触媒に関する国際会議が開催され,EHはInvited Speakerとして発表しました。同会議の主題はいずれも現在のEH研究テーマとは幾分離れており,何故Invited Speakerに選ばれたか定かではないが,参加してみて予想外に収穫の多い機会となりました。中国の文化や食の体験もさることながら,興味深い発表が多く,また非常にうち解けた雰囲気で討論がなされ,普段の学会や討論会では会わない国内外(日中が多数だが,欧州諸国と台湾,香港も)の研究者との交流も生まれました。関係各位に感謝します。」

 

○ 伊藤廣記先生(山形大学理学部教授)が集中講議のため来学(9/25-26)

「講義では,“有機電子論”で学習した事項の定量化を目的に,学生自身の頭と手計算による演習を取り入れ,“分子軌道論”の有効性ついて解説していただきました。また”低環境負荷型有機合成における酸性ゼオライトの重要性”と題する講演は,大変興味深い内容でした。伊藤先生お疲れさまでした。」

 

○ 山口くんが光化学討論会(9/10-12, 東北大学)で発表

「前日(9/9)には光化学協会創立30周年記念式典・講演会が開催されました。諸先生より本協会設立の背景,歴史について説明がなされ,特に協会設立のために中心となってご尽力された向井利夫先生のお話しは感慨深いものがありました。さて,向井先生と宮仕勉先生を囲んでのミニ同窓会は久し振りに楽しい機会でした(幹事の阪府大池田浩先生に感謝!)。また,Ung Chan Yoon教授(釜山大学,韓国)との思いがけない再会も果たせ,非常に有意義な4日間でした(長くて少々疲れたが)。」

 

○ 三高校合同理学部体験講座が開催(パート2)(8/26)

「サイエンスパートナーシッププログラム(SPP)事業による理学部体験講座の後半が行われました。前回と同じく新発田高校と巻高校の生徒諸君と先生方が元気に参加し,実験に取り組んでくれました。今回は,廣瀬さん,山口くん,葛西くん,村岡くんが直接の実験指導を行いました。高校生諸君はこれから研究報告・発表などへ向けて頑張ってください。」

 

○ 夢化学21 化学への招待 化学実験公開講座が開催(8/22)

「EH研の提供テーマは”有機化合物から光が!-化学発光の実験-”(ルミノールの合成と発光実験),参加高校生への実験指導で山口くん,葛西くん,斎川さんが活躍しました。」

 

○ 三高校合同理学部体験講座が開催(パート1)(8/5)

「サイエンスパートナーシッププログラム(SPP)事業による県内三高校(新発田,新津,巻)の理学部体験講座が行われました。EH提供テーマ“エステルの合成と加水分解−医薬品をつくってみよう−”に新発田高校5名,巻高校4名の参加者がありました(引率は新発田は高木先生,巻は斎藤先生)。廣瀬さん,谷川さん,葛西くん,村岡くんが直接の実験指導を行いました。皆さんパート2も頑張ってください。」

 

○ 大胡恵明先生(新潟薬科大学教授)の退職祝賀会へ出席(7/8)

「新潟大学赴任以来お世話になっている新潟薬科大学の大胡恵明先生の定年退職祝賀会が開催されました。出席者の数と多彩な顔ぶれにも驚きましたが,何よりも最終講演に深い感銘を受けました。“研究には,黎明期,発展期,円熟期がある。大学の研究者は発展期の研究を追うのではなく,ゼロから1を生み出す研究をすべきである。”という示唆に富む,重みのあるご助言をいただきました。大胡先生の今後のご健勝を祈念いたします。」

 

○ 納涼会を開催(6/29)

「有機化学実験(集中実施)も終わり,TAの谷川さん,土田くんや協力してくれたメンバー諸君の労をねぎらって。昨年もやったらしい(記憶にないが)ので恒例になる可能性大か?」

 

○ EHと山口くんが有機電子移動化学討論会(6/23-24,東京工業大学)で発表

「同キャンパスにある山下敬郎先生(総合理工学研究科)の研究室を見学させていただきました。ありがとうございました。」

 

○ EHが有機合成化学協会埼玉シンポジウム(5/12-13,埼玉大学)で発表

 

○ 平成18年度新メンバー歓迎会を開催 (5/1)

「今年度の新メンバーは男女各一名で,柿沼くんと斎川さんの二人です。今年も昨年度に続いて過去最多の総勢9名(EH含む)となりました。」

 

○ EHが8th International Symposium on Organic Reactions (4/23-26, 淡路島)で招待講演とポスター発表。

「EHが組織委員の一人をつとめる第8回有機反応化学国際会議が開催されました。EHはInvited Lecturerとしての講演とポスター発表を行いました。同会議では,台湾と日本から多彩な発表がなされ,大変有益な機会となりました。また台日の有機化学の交流の歴史についても再認識することができました。主催者である西口郁三先生(長岡技術科学大学)および平尾俊一先生(大阪大学)に深く感謝いたします。」

また,

「その後に大阪へ移動し,池田浩先生(大阪府立大学)とともに,初めて岡田恵次先生(大阪市立大学)の研究室を訪問しました。お世話になりました。」

 

○ 平成18年度EHグループガイダンスを開催(4/8)

 

○ EHがXXIst IUPAC Symposium on Photochemistry (4/2-7, 京都)でポスター発表。

「本シンポジウムは,初めて欧州以外での開催となった記念すべきものです。特別講演者の一人で,光誘起電子移動に基づく有機合成研究で活躍しているNorbert Hoffmann教授(CNRS, Univeriste de Reims, France)と初めて話す機会を得ました。彼の講演を聴けない事情を話すとシートを見せながら丁寧に説明してくれ,時間外でしたがこちらのポスター説明も聴いてくれました。また,有機光化学の大御所Howard E. Zimmerman先生(University of Wisconsin, USA; EHのposdoc mentorのMariano先生の師匠)に初めて挨拶することが出来ました。でも,一番特筆すべきは,滝沢進也君(EH研出身で現在東京工業大学大学院博士課程に在学)の口頭発表を聴けたことです。研究内容はもちろんのこと,英語による発表も質疑応答も大変見事で感心しました。山下先生の指導と本人の努力精進には敬意を表します。と言うことでなかなか意義深い機会となりました。」

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