新潟大学グリーンケミストリー懇話会について
発足の経緯
“グリーン・サスイテナブルケミストリー”を共通のキーワードに新潟大学の研究者による情報交換,意見交換の機会と場を持ちたいとの考えの元に“新潟大学グリーンケミストリー研究会(仮称)”として発足(平成18年7月)。その後,“あまり厳密にテーマを限定せず,幅広くゆるやかな学内研究交流(情報・意見交換など)”を目指す趣旨から,「新潟大学グリーンケミストリー懇話会」へと名称変更。英語名はGreen Chemistry Forum of Niigata University(GCFNU)だが,より短くGreen Chemistry of Niigata University(GCNU)懇話会とし, GCNU懇話会を略称として用いている。現在のところ会費,公務作業なし。当面は理学部化学科の長谷川英悦が世話役をつとめる。
懇話会メンバー
新潟大学の学部・大学院専攻等の枠にこだわらず,学内の分析,無機,有機,高分子化学分野教員が集まりスタート。その後,分野にかかわらず希望者は随時参加可能。
H22年度GCNU懇話会の取り組み
・共催講演会
第1回(主催:理学部自然環境科学科, 共催:自然科学系附置グリーンケミストリー連携教育研究センター)(7/15/10)
九州大学大学院理学研究院化学部門教授 吉村和久 先生
「歯と骨のフッ素濃度から復元する古環境情報」
第2回(主催:理学部化学科, 共催:自然科学系附置グリーンケミストリー連携教育研究センター)(7/28/10)
慶応義塾大学薬学部教授 金澤秀子 先生
「環境負荷を低減するグリーンクロマトグラフィーシステムの開発」
第3回(主催:自然科学研究科数理物質科学専攻化学コース, 共催:自然科学系附置グリーンケミストリー連携教育研究センター)(8/5/10)
京都大学原子炉実験所教授 柴田誠一 先生
「加速器質量分析法―その概要と核化学関連の最近の話題の紹介」
第4回(主催:理学部化学科, 共催:自然科学系附置グリーンケミストリー連携教育研究センター)(12/2/10)
東京工業大学理工学研究科教授 高橋孝志 先生
「合成工学的新技術を利用した天然物 および誘導体の効率的合成法の開発」
第5回(主催:自然科学研究科数理物質科学専攻化学コース, 共催:自然科学系附置グリーンケミストリー連携教育研究センター)(12/7/10)
大阪府立大学大学院工学研究科教授 水野一彦 先生
「光で炭素-炭素結合をつくる」
第6回(主催:自然科学研究科数理物質科学専攻化学コース, 共催:自然科学系附置グリーンケミストリー連携教育研究センター)(1/5/11)
群馬大学大学院工学研究科 教授 角田欣一 先生
「光導波路の分析化学的応用とその可能性」
・その他(メンバーの主な活動)
新潟大学Sコード科目(理学部専門科目)「グリーンケミストリー概説」(2期集中)開設
担当:大鳥範和,佐藤敬一,田山英治,古川和広,松岡史郎,長谷川英悦
新潟大学Gコード科目(教養科目)「グリーンケミストリー入門」(2期)
担当:澤田清,湯川靖彦,堀米恒好,長谷川英悦
第40回新潟大学理学部コロキウムにて講演(10/27/10)
講師:田山英治
演題:四級アンモニウム塩の化学を基盤とする選択的有機合成
新潟大学コアステーション「自然科学系附置グリーンケミストリー連携教育研究センター」設置
同センター(主催) スタートシンポジウム(10/29/10)
同センター(主催) 市民公開講演会(11/7/10)
同センター(共催) 新潟大学全学講義(12/10/10)
講師 日本化学連合会長・東京大学名誉教授 御園生誠 先生
演題 持続可能な社会に向けた現実的な道と科学の責任